アメリカに本拠地を構えるAmazonは、国内でもっとも人気があるECモールです。
楽天市場はお店を出店する形式に対し、Amazonは商品を出品する形式のショッピングモールとなります。
そのためAmazonは法人だけでなく、個人でも気軽に出店できるのが魅力的です。
しかし出品のハードルが低いことから、偽物商品が出回りやすいのがデメリットとして挙げられます。
そこで今回は、Amazonで出品されている偽物商品の見分け方を詳しく解説します。
「Amazonで安く売っているけど本物か分からない」「偽物と見分けるポイントは?」と気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
弊社製品の偽物がAmazonで出品されていました….
弊社では岩鉄鉄器のフライパン「ダクタイルパン」を販売していますが、Amazonにて偽物の出品が確認されました。
このほかにも、商品名に”岩鉄鉄器”と入れて販売しているものがありました。
岩鉄鉄器の全商品はAmazonで販売を許可しておらず、公式オンラインストアと楽天市場のみで販売しています。
恐らく人気のあるモノと嗅ぎ付け、その人気にあやかろうとしたのでしょう。
偽物の販売者と弊社は一切関係がありません。
何らかのトラブルに巻き込まれる危険性があるので、偽物商品を購入しないようにお気を付けください。
Amazonで出品されてる偽物商品の見分け方
弊社製品に限らず、Amazonで偽物商品を見分けるときは以下5つの点に注目しましょう。
- 出荷元と販売元
- 商品画像
- レビューと評価
- 価格
- 本物である証拠
それぞれ説明します。
偽物商品の見分け方①:出荷元と販売元
まずは、商品の販売元が「Amazon.co.jp」になっているか確認しましょう。
Amazonに売られているものは、大きく分けて以下の3つに分かれます。
- 出荷元:Amazon / 販売元:Amazon
- 出荷元:Amazon / 販売元:Amazonマーケットプレイス
- 出荷元:Amazonマーケットプレイス / 販売元:Amazonマーケットプレイス
出荷元や販売元がAmazon以外だと、Amazonが直接関与していないため偽物の危険性が高まります。
また、トラブルの際にも出品者と直接やりとりする必要があり、商品の交換や返金対応してもらえないかもしれません。
偽物かどうか判断するときは、まず出荷元と販売元がAmazonになっているかチェックしましょう。
偽物商品の見分け方②:商品画像
偽物かどうか見極めるには、商品写真をよく見ることも大切です。
質感やデザインに不自然な点があれば、それは偽物かもしれません。
さらに、商品説明の日本語に違和感がある場合にも注意が必要です。
公式サイトの本物の商品と比較し、不自然な点がないか見ていきましょう。
偽物商品の見分け方③:レビューと評価
実際に商品を購入した人からのレビューも忘れずに確認しましょう。
本物であれば高評価の声が多く、偽物であれば写真付きでどこが違うのか説明しているレビューもあります。
ただAmazonには、サクラレビューと見受けられるような不正なレビューも多くあります。
サクラレビューとは、報酬を貰い高評価の口コミを投稿することで、良質な商品に見せる手法のことです。
サクラレビューかどうかチェックするにはサクラチェッカーを使うと、やらせやサクラ評価を簡単に見抜けます。
見落としがちですが、販売元のレビューも併せて見ておきましょう。販売元がAmazonではないときは、出品者のレビューが確認できます。
偽物商品の見分け方④:価格
商品の価格があまりにも安い場合には、偽物の可能性が高いです。
細部までこだわりつくしたブランド品は通常、適正な価格で販売されています。
しかし、Amazonマーケットプレイスが販売元の場合、通常価格より大幅に安く出品されているケースがあります。
値段が安いのにはさまざまな理由が考えられるので、値段の安さで安易に選ばず警戒しましょう。
偽物商品の見分け方⑤:本物である証拠
偽物商品と見極めるには、「正規販売店」や「正規代理店」などの記載の有無も重要です。
上記のような記載があれば、ブランドやメーカーと正規な契約を結んでいる証拠になり、信頼性の高い商品が手に入ります。
ただ嘘の表記の可能性もあるので、ほかのチェック項目と併せて確認しましょう。
Amazonで偽物と間違えず正規品を購入するポイント
ここまで偽物商品の見分け方を紹介しましたが、本物の商品を購入するには以下のポイントを押さえましょう。
- 販売元と出荷元がAmazonである
- 適性価格であるかどうか
- 並行輸入品を避ける
- 正規販売店や正規代理店などの記載がある
- 返品や交換などのアフターサービスが充実している
お目当ての商品を偽物と間違えずに購入するには、信頼できる販売者を選ぶことが大切です。
Amazonマーケットプレイスの出品物は値段が安く魅力的に感じますが、悪質な出品者の可能性が高まります。
購入する際には、販売元と出荷元が「Amazon.co.jp」であるか事前に確認しましょう。
また並行輸入品とは、メーカーが認める正規輸入代理店以外を通じて国内に輸入された商品のことです。(参考:Amazon「並行輸入品について」)
正規品とは違い、定価に縛られることなく価格を設定できますが、偽物の場合が多いため選ばないほうがいいでしょう。
まとめ:Amazonでの購入は販売元に要注意
この記事では、Amazonで出品されている偽物商品の見分け方について解説しました。
Amazonで購入するときは、以下の項目をしっかり確認しましょう。
- 出荷元と販売元
- 商品画像
- レビューと評価
- 価格
- 本物である証拠
弊社の看板商品「ダクタイルパン」も、Amazonで偽物が販売されていました。
ダクタイルパンは岩鉄鉄器公式オンラインショップと楽天市場のみで販売しているため、Amazonのショップとは一切関係がありません。
弊社以外にも、商品名や商品画像を盗用して出品している商品がいくつもあります。
偽物を購入してしまうと、さまざまなトラブルに巻き込まれる原因になります。販売元がAmazon、もしくは信頼できる販売元かレビューや評価を確認してから購入するようにしましょう。
欲しかった商品を偽物と間違えないように注意しながら、お買い物を楽しんでくださいね。