フライパンのチタンコートってなに?メリットデメリットや効果について

フライパンのチタンコートってなに? メリットデメリットや効果について

テフロン加工やフッ素樹脂加工のフライパンは焦げつけにくく軽くて使いやすいですが、早くて数ヶ月、長くて数年でコーティングが剥がれるので、頻繁に買い替える必要があります。

もう少し耐久性があれば、処分する手間や再購入のコストを抑える事ができそうですよね。

チタンコートのフライパンは、ダイアモンド加工やマーブル加工、普通のテフロン加工やフッ素樹脂加工より耐久性にすぐれ長持ちします。

また、調理に使用するものなので、安全性についても知りたいところです。

このようなフライパンのチタンコートについて、メリット・デメリットや効果など基本的な知識を詳しく解説します。

目次

フライパンのチタンコートとは?

フライパンのチタンコートとは?

フライパンのチタンコートは、フッ素加工樹脂に金属のチタンを混ぜて、地金がアルミのフライパン表面をコーティングしています。

チタンコートによって、フッ素樹脂加工の焦げ付きにくさに、チタンの耐久性と酸やアルカリに強い特性を兼ね備え、ダイアモンド加工やマーブル加工より耐久性に優れるフライパンに仕上がっています。

チタンコートのフライパンの中には、金属のヘラを使えるものも存在し、鉄・鋳物のフライパンに近い快適な使用感で調理を楽しめるのも特徴の一つです。

とはいえ、チタンコートはフッ素樹脂も使用しているので、鉄・鋳物のフライパンに比べて耐久性は劣り、高温に弱いデメリットがあります。

安全性について、普通の使用では問題ありません。

しかし、金属ヘラを使用すると樹脂製のヘラを使う場合に比べてコーティングの劣化が早まったり、ちょっとしたミスで空焚きをしてしまい高温になると安全性に問題があるガスが発生したり、コーティング劣化したりするので注意が必要です。

チタンコートのメリットとデメリット

チタンコートのメリットとデメリット

チタンコートのメリットとデメリットを下記の表でわかりやすく対比したので参考にしてください。

デメリットについては、わかりやすいように鉄・鋳物のフライパンを比較対象として解説しています。

メリットデメリット
少ない油でも焦げつきにくい鉄・鋳物のフライパンに比べて耐久性に劣り、寿命が短い
手入れが簡単高温になると、安全性に問題のあるガスが発生することがある
テフロン・フッ素樹脂加工やダイアモンド加工、マーブル加工より耐久性に優れるチタンコートにはフッ素樹脂も使用されており、高熱に弱い
一部の商品は鉄ヘラの使用が可能普通のテフロン・フッ素樹脂加工のフライパンに比べて価格が高め
耐久性に優れるのでより長期間使用可能鉄・鋳物のフライパンに比べて、ライフサイクルコストが高い
熱伝導性に優れるアルミのフライパンにチタンを薄くコーティングしているので、熱が均一に広がり焼きムラが少ない鉄・鋳物のフライパンのように、料理への鉄分の移行が期待できない(鉄分が不足しがちな女性にはデメリットでしょう)
フライパンの重量が軽め鉄・鋳物のフライパンとは異なり、野菜をシャキシャキ、肉の表面を素早く焼きかため旨みを閉じ込めるように素材をおいしく調理しにくい

チタンコートの効果

チタンコートの効果

金属のチタン自体の一般的な特性は下記の通りです。

  • 硬い
  • 軽い
  • 錆にくい
  • 酸やアルカリなどに強い

チタンコートのフライパンは、地金がアルミのフライパン表面に、フッ素樹脂と上記の特性を持つチタンを混ぜてコーティングが施されます。

金属のチタンは熱伝導性が低いのでチタンだけでフライパンを作ると、鉄・鋳物とは異なり熱のまわりがよくムラなく調理することが困難です。

しかし、熱伝導率の高いアルミのフライパンにチタンを薄くコーティングすることで、チタンの熱伝導性の低さの影響を最小限にとどめ、チタンの硬く耐久性に優れ、錆びにくいうえに酸やアルカリに強いメリットをいかせます。

そのため、金属チタンのメリットが存分にいかされ、従来のテフロン・フッ素加工やダイアモンド加工、マーブル加工などより耐久性に優れています。

チタンコートのフライパンは、全体の重量の大半を占めるアルミの地金の影響で軽いのも特徴です。

しかし、テフロン・フッ素樹脂を使用してコーティングされたフライパンは空焚きなどで高温になると、コーティングが劣化したり人体に悪影響のあるガスが発生したりすることがあります。

その影響もあり、「フライパン チタンコート 有害」と多くの人が検索されています。「有害」と検索される理由については、チタンコートフライパンの安全性や有害と検索される理由の記事で詳しく解説していますので、こちらもご参照ください。

そのため、一般にテフロン・フッ素樹脂加工が施されたフライパンは260℃以上を目安に、高温にしないように推奨されていることが多いので、商品の使用上の注意を確認して気を付けましょう。

最近では、高熱に強い鉄・鋳物のフライパンでも技術革新による薄型化で、チタンコートのフライパンと同じ程度に軽い物もあります。

チタンコートのフライパンについて【まとめ】

チタンコートのフライパンは、テフロン・フッ素樹脂加工やダイアモンド加工、マーブル加工などと同じように軽く、焦げ付きにくく、より耐久性に優れています。

そのため、比較的寿命が長く鉄のヘラを使用できるなど、メリットも多いのが特徴です。

しかし、チタンコートはフッ素樹脂にチタンを混ぜてコーティングしているので、フッ素樹脂に特有の高温に弱いデメリットも受け継いでいます。

また、メリットが多いチタンコートのフライパンですが、料理の味や食感にこだわるのであれば、鉄・鋳物のフライパンに劣ります。

鉄・鋳物のフライパンのように、野菜をシャキシャキ、肉の表面を素早く焼きかため旨みを閉じ込めるように素材をおいしく調理するのは困難でしょう。

最近では、焦げ付きにくく、薄型・軽量で高温にも強く耐久性が抜群、サビに強い鉄・鋳物フライパンも登場しているので、メリット・デメリットをしっかり把握した上で納得してフライパンを選びたいですね。

たとえば、岩鉄鉄器ブランドの「ダクタイルシリーズ」のように技術革新によりデメリットを解消した、焦げ付きにくく、サビに強く、軽い鉄フライパンが販売されています。

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