「チタンフライパンってどんなフライパンなの?」「チタンフライパンのおすすめの使用方法や使用上の注意点はあるの?」などと考えている方も多いのではないでしょうか?
チタンフライパンは軽量で高温調理・サビに強く、耐久性と実用性を兼ね備えたフライパンです。お気に入りのフライパンをできるだけ長く使いたいという方におすすめ。
この記事を読めば、チタンフライパンはどんなフライパンなのか、おすすめの使い方や注意点、安心して使えるのかどうかについて理解できます。
自分に合ったチタンフライパンを買って、日々の料理を満喫しましょう。
そもそもチタンフライパンとは?
チタンフライパンとは、チタンから作られたフライパンのことです。
鉄と比較すると半分くらいの重さで、酸や塩、サビに強い耐性を示します。また、高温調理に対応しており、衝撃に強くて頑丈な点が魅力です。
耐久性が高い素材なので、硬めのスポンジでゴシゴシ洗っても大丈夫ですよ。
フライパンのチタンコートに関しては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
フライパンのチタンコートってなに?メリットデメリットや効果について
純チタンフライパンとチタンフライパンの違いは?
純チタンは純度の高いチタンを示し、純度99,4%以上のチタンのことをさします。その一方で、それ未満の純度のフライパンは単にチタンフライパンと呼ぶのです。
チタンフライパンのメリット・デメリット
チタンフライパンのメリット・デメリットは以下のようにまとめられます。
メリット | デメリット |
・軽くて扱いやすい ・丈夫で長持ちしやすい ・耐食性が高い | ・熱伝導率が悪い ・焼きムラが出やすい ・値段が高め |
チタンフライパンは鉄やステンレス、銅のフライパンと比較すると軽い点が魅力です。耐食性も高く、高温調理や衝撃に強いので長く使えるのがメリットとして挙げられます。
その一方で、熱伝導率が悪いので均一に焼きムラなく料理を仕上げたい場合には不向きです。フライパンの火が当たっている中心部に食材を集めて調理するようにしましょう。
また、値段が高いので予算に余裕がないと購入する選択肢に入りづらいかもしれません。
失敗しない!チタンフライパンの選び方
チタンフライパンを購入するなら、以下のポイントをおさえておきましょう。
- 重さ・・・500g〜800g前後か
- サイズ感・・・24センチ前後までか、26センチ以上のものか
- 対応熱源・・・ガス対応のみか、IHにも対応しているのか
- 取っ手の素材・・・鉄製か木製か
- アウトドアで使用できるのか
軽量なので、1キロ未満の重さのフライパンが一般的です。サイズ感は1人〜2人用なら22センチ〜24センチの小型なもの、家族用なら26センチ以上がおすすめです。
基本的にはガスコンロのみの対応ですが、IHに対応しているものもあります。
アウトドアをよくする方は、軽量でコンパクトなものがおすすめですよ。
チタンフライパンのおすすめの使用方法
チタンフライパンは熱伝導率が悪い一方で、じっくりと加熱したい料理に向いています。
煮込み料理やスープ、焼き物などに幅広く対応可能ですが、瞬間火力が求められる中華料理や高温調理が必要な揚げ物などの調理法には向きません。
弱火〜中火での加熱を基本として、空焚きはしないようにしましょう。
なお、中性洗剤やたわしを使ってゴシゴシ洗ってもOKです。
チタンフライパンの安全性について
チタンフライパンは安全性の高い素材として知られています。鉄フライパンや銅フライパンなど、他の素材のフライパンと比較してもアレルギー反応が起きにくいです。
とくに純チタンのフライパンに関してはコーティングがはげてしまうリスクもないので、極めて安全性が高いフライパンだといえるでしょう。
チタンフライパンに関してよくある5つの質問
チタンフライパンに関しては、以下の質問がよく見受けられます。
- Q1.ハニカムパターンって何?
- Q2.チタンフライパンはくっつくの?
- Q3.チタンフライパンの寿命は?
- Q4.体に害のないフライパンは?
ここでは、それぞれの疑問に対する回答についてチェックしましょう。
Q1.ハニカムパターンって何?
ハニカムパターンとは、蜂の巣柄の模様のコーティングのことです。焦げつきにくく、表面が傷つきにくいのでより長く使えるタイプのフライパンだといえます。
Q2.チタンフライパンはくっつくの?
チタンコーティングのフライパンは、フッ素樹脂とチタンの粉末が混ぜ合わせられた物質がフライパンの表面にコーティングされています。長年使っていると、コーティングが徐々に剥がれていき、食材が焦げつきやすく、くっつきやすくなってしまうのです。
Q3.チタンフライパンの寿命は?
チタンフライパンの寿命は約2〜3年です。頑丈でサビなどにも強いチタンフライパンですが、3年もすると食材がくっつきやすくなってくることが想定されます。
Q4.体に害のないフライパンは?
セラミックや鉄、ステンレスのフライパンはフッ素樹脂などのコーティングが施されておらず、コーティング剥がれが原因で身体に害を与えることは考えられません。
まとめ
この記事では、チタンフライパンの特徴や純チタンフライパンとの違い、チタンフライパンの失敗しない選び方、おすすめの使用方法、安全性についてご紹介しました。
チタンフライパンは軽くて頑丈で使いやすいフライパンです。熱伝導率が悪い点には注意ですが、高火力での調理を想定していないならチタンフライパンでも対応できます。
自分に合ったチタンフライパンを探して、日常の調理を充実させましょう!