「今使っているフライパンを捨てたいと感じてしまう」「フライパンを捨てるべきかどうか判断するポイントについて知りたい」と考えている方は多いでしょう。
フライパンには寿命があります。寿命の長短はフライパンに使われている素材や扱い方によって変わってきますが、明らかに捨てるべきだと判断できるポイントもあります。
この記事を読めば、フライパンを捨てたいと思う瞬間や捨てる前に確認すべきポイントについて理解して、妥当な買い替えのタイミングを判断できますよ。
もうフライパンを捨てたい!と思う瞬間3選
フライパンを捨てたいと思うタイミングは、今まで使えていた機能が使えなくなり、明らかに寿命だと感じるような不具合を感じた瞬間などが多いでしょう。
ここでは、フライパンを捨てたいと思ったときにすべきこと3選をご紹介します。
1.食材が焦げつきやすくなってきた
フライパンの表面のコーティングが剥がれてきたり、フライパンの寿命が近づいてきたりすると、食材がこびりつきやすくなってしまい、フライパンを捨てたいと感じることも。
フライパンの使いやすさに直結するポイントなので、ここは重要なポイントです。
2.フライパンの取っ手がぐらぐらする
フライパンの取っ手は、調理時の使いやすさを左右するポイントですよね。取っ手がぐらぐらして不安定だと、フライパンを思うようにふるえなくなってしまいます。また、調理中に突然取っ手がとれてしまい、フライパン本体が足元に落ちてしまうことも。
フライパンの取っ手が不安定になったら、買い替えを検討すべきかもしれません。
3.思うように熱が伝わりにくくなった
フライパンが寿命を迎えたり、おうとつができたりしてしまうと、フライパンの熱伝導率が下がり、調理中にストレスを感じることもあるでしょう。熱が伝わりづらくなってしまい、火通しにムラが生じたら、フライパンを捨てたいと感じてもおかしくありません。
フライパンを捨てたいときに確認すべきこと4選
フライパンを捨てることを決心する前に、以下の3つの点を確認しましょう。
・コーティングが剥がれ落ちていないか
・フライパンに過度なおうとつがないか
・フライパンの素材が寿命をむかえていないか
・取っ手が不安定ではないか
ここでは、これらのポイントについて具体的にご紹介します。
1.コーティングが剥がれ落ちていないか
フッ素樹脂加工フライパン(テフロンフライパン)は、フライパンの表面にフッ素樹脂コーティングが施されており、滑りやすさと焦げつきにくさを両立しています。
しかし、経年劣化や雑な扱い方をしてコーティングで剥がれてくると、焦げつきやすくなり、調理しにくくなってしまうなどの問題が考えられるでしょう。
また、加工に使われてきた一部の有機フッ素加工物には発がん性があることが判明しています。有害性が発覚したPFOAの使用は2015年から禁止されていますが、その他のフッ素樹脂に関しても、将来的に有害性が認められないとは限りません。
フライパン表面のコーティングが目に見える形で剥がれており、フライパンの底が見えるほどコーティングが削られた状態のフライパンは、処分するべきだと判断しましょう。
2.フライパンに過度なおうとつがないか
フライパンを長年使っていると、フライパンが歪んでおうとつが出てくることがあります。おうとつ箇所が増えると、均等に熱を伝えることが難しくなってしまいます。
また、フライパンが歪むと焦げつきの原因になり、元に戻すことはできません。フライパンのおうとつや歪みがひどい場合は、処分することも検討しましょう。
3.フライパンの素材の寿命をむかえていないか
フライパンの素材によって、以下のようにフライパンの耐用年数が異なります。
フライパンの素材 | 寿命の目安 |
フッ素樹脂加工フライパン | 2年 |
ダイヤモンド加工フライパン | 2〜3年 |
セラミック加工フライパン | 2年 |
鉄フライパン | 10年以上〜半永久的 |
ステンレスフライパン | 10年以上 |
このように、使っているフライパンの素材によって耐用年数は異なるので、「最近何だかフライパンの調子が悪いな」と思ったら、寿命をむかえてしまった可能性も否定できません。
寿命が過ぎたフライパンは熱伝導率が低かったり、食材が焦げつきやすかったりするので、調理時に思ったような性能を発揮できずにストレスを抱えてしまうことも。
フライパンに違和感をおぼえたら、新しいフライパンへの買い替えも検討してみましょう。
4.取っ手が不安定ではないか
フライパンの取っ手が不安定でぐらついていたり、頻繁に取っ手がとれてしまったりするフライパンは、火傷やケガのリスクが高いので使用を控えるべきです。どうしても取っ手を安定させられないほど状態が悪いフライパンは処分しましょう。
まとめ
この記事では、フライパンを捨てたいと思う瞬間や捨てる前にチェックしたい4つの確認ポイントについてご紹介しました。
フライパンを捨てたいと感じる瞬間で多いのは、焦げつきやすくなったり、熱が伝わりづらくなったりして、思うような調理がしづらくなったタイミングでしょう。
フライパンに異変を感じて買い換えようと感じている方は、コーティングの摩耗具合やフライパンの歪み、取っ手の安定性をチェックし、本当に捨てるか判断するべきです。
必要性があるなら古いフライパンを処分し、新しいフライパンに買い替えましょう。