銅製フライパンのメリットとデメリットは?使い方やおすすめのメニューも解説!

銅製フライパン メリット デメリット キャプション

「銅製フライパンってどんなフライパンなの?」「銅製フライパンのメリット・デメリット、おすすめの使い方が知りたい」と考えている方は多いでしょう。

銅製フライパンは熱伝導率が高く、加熱にムラがでにくいのがメリットである一方で、食材が焦げてくっつきやすく、重いものもあるというデメリットも存在します。

この記事では、銅製フライパンの概要やメリット・デメリット、フライパンの正しい使い方、おすすめのメニュー、お手入れ方法などについてご紹介します。

銅製フライパンのメリット・デメリット、おすすめの使い方について知った上で、銅製フライパンにするのか、別のフライパンにするのかを判断してみましょう。

目次

そもそも銅製フライパンとは?

銅製フライパン 概要

銅製フライパンとは、銅から作られているフライパンのことです。熱伝導率が高く、高温に強く、耐久性があるのが特徴のフライパンとなっています。

他の金属製フライパンとの比較は、以下の表のとおりです。

種類熱伝導率重さ耐久性焦げつきやすさ
銅製フライパン高い重い半永久的焦げやすい
鉄フライパン低い非常に重い半永久的焦げやすい
アルミフライパン高い軽い10年ほど焦げにくい
ステンレスフライパン低い非常に重い10年ほど焦げにくい

このように、銅製フライパンは熱伝導率と耐久性の高さが特徴となっています。

銅製フライパンの5つのメリット

銅製フライパン メリット

銅製フライパンのメリットは以下の5つにまとめられます。

具体的な5つのメリット
  1. 熱伝導率が高い
  2. 熱ムラが少ない
  3. 保温性が高い
  4. 銅を摂取できる
  5. 鉄フライパンよりも腐食しにくい

銅製フライパンの魅力といえば、何と言っても熱伝導率の高さと熱ムラの少なさ。短時間にサッと調理することが可能な上に、弱火でじっくりと加熱することにも長けています。

また、ミネラル成分の銅を摂取でき、銅イオンが細菌・バクテリアを抑制する効果もあると言われています。

鉄フライパンとは異なり、簡単に腐食しない点も大きなメリットのうちの一つです。

銅製フライパンの4つのデメリット

銅製フライパン デメリット

銅製フライパンにはメリットだけでなく、以下のようなデメリットも存在します。

具体的なデメリット
  1. 重量がある
  2. 焦げつきやすい
  3. 変色しやすい
  4. お値段が高め

銅製フライパンは鉄フライパンと同じくらい重いです。20センチの大きさで約500グラム、24センチで800〜900グラム前後が相場となっています。片手で調理するシーンを想定すると、800グラム未満の重さの銅製フライパンが理想でしょう。

また、高温で調理するとフライパンの表面に焦げつきやすいというデメリットも。加えて、変色しやすく、内面のメッキが剥がれると緑青が発生してしまう点に注意です。

銅は金属素材の中でも高価です。職人さんが一つひとつ丁寧に仕上げているケースも多く、銅製フライパンの値段が高めに設定されていることが敬遠されてしまう理由になっているでしょう。

銅製フライパンの正しい使い方

銅製フライパン 正しい使い方

銅製フライパンは、内面のメッキが剥がれないように優しく扱うことが重要です。銅製フライパンを正しく扱うために注意して欲しいポイントは、以下の3点にまとめられます。

フライパンを扱う際のポイント
  1. 木製やシリコン製の調理器具を使う
  2. フライパンに料理を置きっぱなしにしない
  3. 過度な高温で調理しないようにする

銅製フライパンは内面のメッキが剥がれると緑青が発生してしまうので、メッキを傷つけないような木製、あるいはシリコン製の調理器具を使用するのがマストです。

また、調理後にフライパンの上に料理を置いたまま保存するのもNG。調味料や油が銅製フライパンのコーティングに侵食して、フライパンの寿命を縮めてしまいます。

加えて、過度な高温調理はフライパンの変色や変形を招くため、過度な高温で調理するのは避けましょう。そのため、基本的には弱火〜中火で調理するのがおすすめです。

銅製フライパンで調理するのにおすすめのメニュー

銅製フライパン メニュー

銅製フライパンのおすすめの調理法は、主に以下の3つです。

銅製フライパンを使うのにおすすめのメニュー
  • 卵焼き器でふっくら卵焼き
  • ふわふわホットケーキ
  • フライパンお好み焼き

銅製フライパンや卵焼き器を使うと、均一に火が入ります。生焼けを回避したい卵焼きやホットケーキ、お好み焼きなどに向いています。ただし、焦げつきやすい素材であるため、焼き目をこまめに確認しつつ調理するのが重要なポイントです。

銅製フライパンのお手入れ方法

銅製フライパン お手入れ

銅製フライパンで調理したら、適切に手入れを行っていくのが長く使い続けるコツです。

銅製フライパンの表面は傷つきやすいため、タワシや食洗機などで洗うのはNG。クレンザーや食器用洗剤、クエン酸などで汚れを浮かして、柔らかいスポンジでこすります。

これを実践することで、10年〜半永久的に使い続けることができるでしょう。

メリット・デメリットを知った上で銅製フライパンを選ぼう!

銅製フライパン まとめ

この記事では、銅製フライパンの概要やメリット・デメリット、正しい使い方、おすすめのメニュー、お手入れ方法についてご紹介しました。

銅製フライパンは熱伝導率が高く、熱ムラが少ないですが、重量があり、高価な商品も多いのがデメリットです。卵焼きやホットケーキなどの料理には最適ですよ。

銅製フライパンのメリット・デメリット、正しい使い方を再確認して、銅製フライパン選びに活かしてみてはいかがでしょうか?

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