「鉄のフライパンがくっついてしまう原因が知りたい」「鉄のフライパンがくっつかないようにするための下準備が知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか?
鉄のフライパンは下準備としての油ならしが必要である点や、高火力で調理すると具材がくっつきやすい点など、使用する上でいくつかの注意点が挙げられます。
しかし、注意点やコツを把握した上で使用すれば、ストレスなく調理できます。
この記事を読めば、鉄のフライパンがくっついてしまう原因やくっつかないようにするための下準備の手順を理解でき、鉄のフライパンのポテンシャルを100%発揮できますよ。
鉄のフライパンがくっつく悩みは多いです
「鉄のフライパンがくっついてしまう」という悩みを抱えている方は多いです。ふだん料理をするという方にとって、調理しやすいフライパンかどうかは重要ですよね。
また、鉄のフライパンの購入を検討している方の中には「取り扱いが難しそう」と考え、鉄のフライパンの購入を渋ってしまう方もいるのではないでしょうか?
ここからは、鉄のフライパンがくっついてしまう原因と解決策を確認しましょう。
鉄のフライパンでくっついてしまう原因は火力にあり!?
鉄のフライパンがくっついてしまう大きな原因には、火力の強さや油ならしの不十分さ、フライパンに残った汚れなどが挙げられます。
この章では、鉄のフライパンでくっついてしまう4つの原因についてご紹介します。
原因1.調理時の火力が強すぎる
鉄は蓄熱性が高い素材のため、強火で調理してしまうと食材の外側が焦げついてしまう可能性が高いです。食材の外側が焦げついてフライパンにくっついてしまうだけでなく、中身が生焼けのままで再調理を余儀なくされてしまうことも少なくありません。
火の強さは中火くらいにして、食材の状況を見て強弱を調節するようにしましょう。
原因2.調理時の予熱が十分ではない
鉄のフライパンがまだ十分に温まっていない内に食材を入れて調理をすると、食材に含まれているたんぱく質(卵や肉など)が表面にくっついてしまう可能性があります。
予熱の目安はフライパンから白い煙が立ち上ってくる(180℃前後)です。
予熱が完了した鉄のフライパンに食材を入れて調理するようにしましょう。
原因3.フライパンに油が馴染んでいない
鉄のフライパンに油が馴染んでいないと、フライパンに食材がくっつきやすくなってしまいます。鉄のフライパンを買ってきたら煙が出るまで加熱し、油を入れてコーティングしましょう。油ならしの方法については記事の後半部で詳しくご紹介します。
原因4.汚れが残っている
鉄のフライパンを中長期的に使用するにあたっては、調理後にきちんとフライパンを洗い、フライパンの表面に汚れがこびりついていない状態にしましょう。フライパンの表面に汚れが残っていると、調理時の焦げつきやこびりつきの原因になってしまいます。
熱いお湯で洗うと汚れがとれやすく、ならした油も落ちにくいのでおすすめです。
鉄のフライパンがくっつかないようにする下準備
鉄のフライパンがくっつかないようにするためには、以下の手順で下準備をしましょう。
- フライパンを中火で2〜3分加熱する
- 白っぽい煙が上がってきたら弱火にする
- 弱火にしたまま油を入れ、全体にのばす(約5分間)
- 火をとめて、キッチンペーパーなどで余分な油をとる
- お湯を流しながらタワシで洗い、乾かしておく
鉄のフライパンをくっつきにくくするためには、油ならしを行う必要があります。鉄のフライパンを買ってきたら中火で2〜3分ほど加熱し、白っぽい煙が上がってきたら大さじ2〜3杯の油を入れてフライパンに広げて、弱火で加熱しましょう。
加熱後にフライパンの表面に油が余ってしまうこともあります。その場合はキッチンペーパーなどを重ねて油分をふきとってあげましょう。これで油ならしの作業は完了です。
フライパンをすぐに使う場合は、調理に必要な量の油を入れてから調理するようにしましょう。すぐに使わない場合は、お湯とタワシでサッと洗うようにしましょう。
洗剤で鉄のフライパンを洗うと、ならした油が剥がれてしまうので注意です。
下準備の方法については、こちらの記事でも紹介しています。
鉄のフライパンがくっつくことに関してよくある3つの質問
鉄のフライパンがくっつくことに関しては、以下のような質問が見受けられます。
Q1.鉄のフライパンにくっつかない焼きそばの作り方は?
Q2.鉄のフライパンの焦げは重曹でとれるの?
Q3.鉄のフライパンの焦げはお酢でとれるの?
鉄のフライパンの使い方について、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
Q1.鉄のフライパンにくっつきにくい焼きそばの作り方は?
鉄のフライパンにくっつきにくい焼きそばの作り方は、火が通りにくい人参やキャベツ、肉の順番で炒め、最後に中華麺を入れて蒸し焼きにします。蒸し焼きにした後にソースを入れて混ぜながら軽く炒めれば、焦げてくっつきにくい焼きそばの完成です。
Q2.鉄のフライパンの焦げは重曹でとれるの?
鉄のフライパンに水と重曹を入れて沸騰させ、数時間ほど置いておくと汚れがとれます。
ただし、一晩中のような長い時間にわたって水をためると錆びてしまうので注意しましょう。
Q3.鉄のフライパンの焦げはお酢でとれるの?
鉄のフライパンに水とお酢を入れて、一晩放置しておくと汚れがとれます。
まとめ
この記事では、鉄のフライパンがくっついてしまう原因やくっつきにくくするための下準備の方法、よくある3つの質問とその答えについてご紹介しました。
鉄のフライパンを使う前には油ならしを忘れずに行い、調理時には予熱をしっかりと行い、弱火〜中火で加熱し、フライパン全体に行き渡るように油をのばしましょう。
調理後はお湯で洗い、たわしなどでしっかりと汚れを落としていきます。ならした油は剥がれていくので、定期的に油ならしを行うようにするとくっつきにくいです。
正しい知識で鉄のフライパンを使用して、ストレスのない調理を実現しましょう。